太陽光発電には「メンテナンスフリー」のイメージがあるかもしれませんが、そんなことは決してありません。長く安心して使用し続けるために定期的にメンテナンスを行うことが大切です。
今回のマガジンは、太陽光発電にとって大切な保守・メンテナンスについてお話しようと思います。
太陽光発電設備は、一度運用を始めてしまえば、あとは勝手に発電してくれる手のかからない発電方法です。発電時の動作音も無いので、実際に発電しているかどうかは、見た目にはわかりません。それが故に、故障が起きても気付きにくいという特徴があります。
故障に気付かずに運用を続け、電力会社からの「売電量のお知らせ」を見ると、その月の売電量が0(ゼロ)だった…なんてことにならないために、日頃の監視と定期的なメンテナンスは非常に重要なのです。
太陽光パネル自体の寿命は長く、メーカーの保証も10~20年と長期の物が多いのですが、飛び石でできたパネルの傷、落ち葉や鳥のフンがパネルに固着して起きるホットスポットと呼ばれる症状などを放っておくと、発電時にその箇所が急激に発熱し、最悪パネルが発火するというケースもあります。
このホットスポットは目視だけではわからないので、パネルの検査時にはサーモカメラを使用して、異常な熱を発している箇所が無いかをしっかり検査します。
太陽光発電設備の肝と言えるのが「パワーコンディショナー」です。このパーツは主に、太陽光パネルで発電した「直流電流」を、売電できる「交流電流」に変換する機器です。
パワーコンディショナーが故障してしまうと、いくらパネルでたくさん発電しても、売電することができません。結果、売電量は0(ゼロ)となってしまいますので、このパーツの故障は発電設備として致命傷となります。
太陽光発電施設では、「太陽光パネル」や「パワーコンディショナー」だけでなく、それらを繋ぐ「配線」、パネルを載せている「基礎」や「架台」などの設備の保守にも目を配らなくてはなりません。
また、設備だけでなく夏場の除草や、冬期の除雪など、見落としがちな運用に必要な環境の整備のポイントもいくつかあります。
2017年に発令された「改正FIT法」によって、太陽光発電設備のメンテナンスは義務化されました。また、定期的な点検やメンテナンスをした際のレポートを保管しておく必要があります。
また、当社が建設した太陽光発電設備には、すべて「監視システム」が備わっており、設備に異常が無いかを常に監視しているので、もしもの時も安心です。
そして、当社にはお客さまが安心して太陽光発電を運営できるように総合的にサポートするO&M(オペレーション&メンテナンス)「ソルアームとかち」というサービスがあります。
自ら運営しているからこそ解るプロの視点で、太陽光発電の運営を総合的にサポートします!
これから太陽光発電をご検討の方、既に太陽光発電を運用をしている方も、お気軽にご相談ください。
● ソルアームとかち.com
http://solarm-tokachi.com/